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#20 ミッドレンジで支配を制する〜BKNのスタイル〜

#20 ミッドレンジで支配を制する〜BKNのスタイル〜

セミファイナルで激突するネット&バックス。共にスター選手を揃えるがスタイルが異なる。今回は圧倒的なオフェンススキルを駆使するネッツのバスケットボールについて書いて行く。

史上最強スコアリングBIG3

ネッツは全盛期のBIG3を擁する。それもリーグを代表するスコアラーの共演だ。史上最強とも呼べるオフェンスチームと呼んでも過言では無い。冒頭では彼らの役割について触れていこう。

ジェームス・ハーデン #13

ネッツの心臓である。オフェンスは彼を起点に始まる。彼の得点力は説明するまでもないが特筆すべきはパススキルと視野の広さである。単独で彼を止めることは容易ではない為、複数人で止めにかかるがその時点で負けている。彼に引きつけられた後は華麗にパスが展開される。後はご察しの通り。

カイリー・アービング #11

言うなればネッツの手であり、切込隊長。彼は試合序盤からゴールを集め、ネッツに勢いをもたらす。史上最高レベルのハンドリングで相手ディフェンスを切り裂いていく。またマンバメンタリティを受け継ぐ者としてどんな相手にも恐れず突破し、シュートを沈めるのだ。彼を単独で止め様とするならばマークマンはディフェンスに全エネルギーを注ぐべきだろう。

ケビン・デュラント #7

ネッツの屋台骨。彼がいるから大丈夫と思える選手。センターのサイズでガードの動きができる稀有な存在。コンスタントに得点を重ねるが序盤は軽くいなして得点し、時間共にギアを上げる。トップギアになった彼はアンストッパブル。またディフェンスでもサイズを活かして縦横無尽に躍動していく。ネッツのオールラウンダーだ。

BIG3の共通点

スペースをクリエイトできる

  • ハーデン:フローター、ステップバック
  • カイリー:クロスオーバー、レイアップ
  • デュラント:プルアップ、フェイドアウェイ

3Pシュートは一旦置いておき、彼らの特徴的なスキルセットを紹介。

単純なシュート力は勿論のこと。注目すべきは「シュートを打つ為のスペースを確保する方法」一言で表すと容易だが上述の通り、クリエイト方法は大きくことなる。

然し、共通するのはミッドレンジのプレイが得意だと言うことである。

相手とギャップの作り方

色をつけた範囲が所謂、ミッドレンジと呼ぶ。

ネッツBIG3は全員がこのエリアでのプレイは得意である。トリプルスレット、ドリブル、キャッチ&シュート、プルアップと何でも出来る。更にはパスを捌くことでディフェンスは的を絞れない。

こちらはカイリーがホリデーをハーフスピン一回で置き去りにするシーン。ホリデーは今季Def1stチーム選手されたディフェンスの名手。スクリーンがセットされているとはいえ、ハーフスピン→ステップバックジャンパー。簡単に見えるが異常なアジリティとボディバランスが必要である。カイリーは特にそれらに秀でている。

カイリーはボールハンドリングで「相手と横のズレ」を作り、ショットチャンスを確保する。

次はハーデン。彼の代名詞であるステップバックジャンパー。上述したカイリーのとは異なる。3Pの少し外から仕掛け始め、ドライブを意識させたところで繰り出される。

ハーデンはドライブを最大限意識させ、「相手と縦のズレ」を作り、ショットチャンスを確保する。

最後はデュラント。彼は横への揺さぶり、ステップバックと何でもこなせるが他の選手との圧倒的違いは高身長・高ウィングスパンから発揮される高さ。この動画では211cmのヤニスに対して、複数回揺さぶりを掛けることでプルアップ時にヤニスの高さを無効化している。彼は高さを高さで超えてシュートを沈めることができる。

デュラントは高さと長さを発揮して、「相手と高さのズレ」を作り、ショットチャンスを確保する。

3人とも異なるアプローチであるがミッドレンジマスターであるだろう。

高さを平面で制する

ネッツはBIG3やロールプレイヤー含め高さよりも平面での強みを持ったチームである。印象としてオフェンスに全振りしており、殴り合いで試合を制していく。Cポジションとしてはデアンドレ、クラクストン、(グリフィン)がラインナップ。然し、彼らは他のC達と役割が違いメインになることはない。

ネッツのオフェンスはBIG3がボールを支配し、オフェンスが展開されるのだが、非常に重要なのがロールプレイヤー達だ。彼ら少し分類してみる。

  • シューター:ハリス、シャメット
  • ハンドラー:マイクジェームス、タイラージョンソン
  • カッター :グリーン、ブラウンjr
  • オールラウンド:グリフィン
  • スクリーナー:クラクストン

ポジション毎の平均よりも小さいサイズであることは間違いない。そして献身的でスピード感のある選手を揃えている。

BIG3のアタックを邪魔せず、かつ能力を生かせる選手だ。まさに高さではなく、平面で勝負する現れだと思う。

対バックス戦の鍵

ロールプレイヤーのステップアップ

ハーデン、カイリーが負傷離脱。ハーデンは本日より出場だが、どこまで挽回しているか気がかりだ。そこで当たり前のことだがロールプレイヤーの進化/成長が必要不可欠だ。特にハリス、ブラウンには期待が寄せられる。

アウトサイドショットの確率

アウェイ戦では面白いほどシュートが入っていなかった。上述した通り殴り合いのチームからこそシュートを決められないとゲームにならない。シュートは水物と呼ばれるが負けられないトーナメントではそんなことは言っていられない。どんなにいいプレイをしても得点しなければ意味がない。チーム全体で確率の向上が不可欠だ。

デュラント復調

スタッツとして並の選手であれば申し分ない活躍だ。然し、世界でも5本の指に数えられる彼からすると物足りない。最高のプレイヤーであるからこそ求められるレベルが高く容易ではないが希望を持たせてくれる選手であろう。

一つ気がかりな点はプレイオフが始まり、常にエンジン全開でプレイし、プレイタイムも長い。アキレス腱の怪我からの復活とは思えない程の驚異的活躍だが再度怪我を負わないことを祈るばかり。

最後に!

本日も試合が行われているが正直どちらのチームが勝ち上がってもおかしくない。それだけハイレベルなプレイを見せてくれている。ハーデンが復帰しネッツにもたらす影響は?カイリーとハーデンが入れ替わる形だがチームの心臓が戻ってきた今どう変貌を遂げるか。要チェックだ。

史上最強のスコアリングBIG3に悲願のチャンピオンリングを。ぜひ応援しよう。

NBAをもっと日本に普及させたい。