概ね今季のプレイオフチームが出揃う中で大半のチームに優秀なビックマンが所属。少し前はスターガードを要するチームが多い中、環境が移り変わりつつある。
各チームのビックマン
ウエスタンカンファレンス
1 | UTA | ルディゴベア、フェイバーズ |
2 | PHX | エイトン、カミンスキー、サリッチ |
3 | DEN | ヨキッチ、MPJ |
4 | LAC | ズバッツ、イバカ |
5 | DAL | コーリースタイン |
6 | POR | ヌルキッチ、カンター |
7 | LAL | AD×2、ガソル、ハレル |
8 | GSW | ドレイモンド、ケボンルーニー |
9 | MEM | バランチチュナス、JJJ |
10 | SAS | パートル |
イースタンカンファレンス
1 | PHI | エンビード、ドワイト、トバイアス |
2 | BKN | デュラント、デアンドレ、グリフィン |
3 | MIL | ヤニス、ロペス、ポーティス |
4 | NYK | ランドル、ノエル、タージ |
5 | ATL | カペラ、コリンズ、ガリナリ |
6 | MIA | バム、オリニク、 |
7 | BOS | トンプソン |
8 | WAS | ??? |
9 | IND | サボニス、ターナー |
10 | CHA | ビオンボ、ゼラー |
各カンファレンス共に上位チームには複数名優秀な選手が所属する傾向。スーパースターからロールプレイヤーとしてもチームの鍵になる選手が多い。
ビックマンの重要性
3P主体によるスクリーナー役
現代は3P多投時代。それもテンポの早い展開の為、リバウンド機会が増える。このシーンはCがスクリーナー、PFがリバウンド参加する場面だか近年良く目にするプレイである。更にはストレッチ4も増加し、PFがスクリーナーからのポップのパターンも存在する。システムの複雑化やゲームテンポが早くなった現代では如何に効率良くシュートを放つ為、スクリーンでスペースを作ることが重要だからだ。
3P主体によるリバウンド機会増加
3Pは50%の成功率は望めない。多投時代であれば必然的にリバウンド数が伸びて行く。上位チームにはスタッツでも上位を占める優秀なリバウンダーが多い。もはや勝つ為にはMUSTと言えるだろう。「リバウンドを制するものはゲームを制す」とは良く出来た言葉である。まさに伝説のリバウンド。。。
チームのくさび役
ドレイモンドが最たる例だが、エースガードへのチェックが厳しい場合、容易にシュートまで持って行くことができない。そこでくさびの形でプレイできるインサイドプレイヤーが重要なる。内外にパスを供給し味方のシュートをクリエイトすること。ガードの負担を軽くできる選手がいるといないのでは大違いなのだ。ポイントフォワードと呼ばれるスタイルだ。
ビックマン優遇時代
NBA創設よりビル、カリーム、チェンバレン、オラジュワン、シャック、ダンカン、KG、ゴール下を支配していた過去がある。圧倒的な支配力でゲームを制圧していた。
今求められるビックマンの質
高さもそうだがワイドレンジでの活躍が求められる時代。所謂、ポスト周辺だけでしかプレイできない選手のニーズは少なくほとんど絶滅危惧種に近い状態。上述した役割をこなす事ができ、主役からチームを活かすことが必要がある。
個人的には高さと力で支配する過去のレジェンドの様なプレイは好きだが、残念ながら現代には少ない。逆に捉えるとビックマンがガードと同じスキルを発揮している証明だ。大きな選手が小さい選手と同じスキルを要する、、、非常に脅威だ。
少しずつビックマン時代になるのか?プレイオフに期待しましょう!
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